衛生管理計画書の作り方

 これから食品関連業種を始められる皆様、まだHACCPに取り組んでいない事業所のみなさま。

 HACCPを取り入れた衛生管理実施のため、早急に、業界団体の発行している手引きに沿った、「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理(小規模事業所のみ)」か「HACCPに基づく衛生管理」に着手する必要があります。

 なぜなら、HACCPに取り組まないということは、法律違反になってしまうからです。

 

 どちらを選択するかは取り組む方のお好みですが、自社の営業内容に合わせた使いやすいシステムを作るのなら、ここでご紹介する 食品衛生規則別表17、18(いわゆるガイドライン)に沿った形の「衛生管理計画書」を作成し、「HACCPに基づく衛生管理」を構築することをお勧めします。

 

 その理由として、一見「手引き」を利用する方が簡単そうに見えますが、自社に合わせてつくるのは結構難しいのです。また、チェックリストも出来がイマイチと言わざるを得ません。

 それに小規模事業者は「HACCPに基づく衛生管理」を選択してはいけないというわけではありません。外部監査を受ける機会が多い企業の場合は、こちらを選択しておく方がメリットがあります。

 

 ここでは、自社の取り組みに即した食品衛生計画書にまとめるため、「いつ」、「どの様に」、「何かあった時」と言う観点から、食品衛生法で求められる項目を満たす方法をまとめましたので、ぜひチャレンジしてみてください。

 

 この衛生管理計画書のフォームは、BASEで販売しています


法文 別表第十七(第六十六条の二第一項関係)

1 食品衛生責任者等の選任

 ここでは、食品衛生責任者の選任と、実施すべき職務の実施方法を考えます。 →ページへ進む

2 施設の衛生管理

 施設の清潔な状態を維持する、適切な管理方法を考えます。→ページへ進む

3 設備等の衛生管理

 各種設備の衛生的な取扱ルールと管理方法法について、適切なルールを組み立てましょう。→ページへ進む

4 使用水等の管理 5 ねずみ及び昆虫対策

6 廃棄物及び排水の取扱い

 これらの項目は、それぞれの企業により対応がかなり異なります。地方自治体の指導を確認し、適切に対応することが求められます。→ページへ進む

7 食品又は添加物を取り扱う者の衛生管理

8,9,10 検食の実施 情報の提供 回収・廃棄