以下のグラフは、過去1年間に新聞やインターネットで発表された回収事例を、私の個人的な分類で集計したものです。
それぞれの事例については、他のサイトの情報をご参照ください。
過去1年間に発表された、自主回収の月別集計です。
ようやく紅麹がらみの回収にも収拾がついてきたようです。
未だに確固たる原因が発表されない現状では、事件に関係ないと分かっていても、紅麹とつく原料を使った製品は無くなってしまうでしょう。
微生物関連の事故について日本では、原因がはっきりしないままうやむやになるケースがほとんどです。
しかしながら今回のケースは、製薬業者への信頼を失わないためにも、わからないで済ませず原因の解明を進めるべきです。
そもそも食品の安全性とは、太古から人が食べてきたことで確認されてきました。
その後食品の機能性の研究が進み、わずかな効用でもフューチャーされ、食品の薬効が注目されるようになっています。
しかしながら、食品としては安全が確認されているものでも、その中の成分を抽出・濃縮した場合の、人体に対する安全性は、十分なエビデンスが確認されているとは言えません。むしろ今、その食品を食べている人たちを追跡することで、将来、その安全性が分析されることになるのではないでしょう。
言うまでもありませんが、体は外から取り入れる食品によって形成されています。
天然物である食品は、栄養的に無駄と思える部分もあるように感じますが、その成分全てのバランスが食品を構成していて、それを取り入れるべく人の体も進化してきました。
そう考えると私には、有効とされる成分を濃縮や抽出という形で過剰に摂取することに対して、違和感を感じずにはいられません。
…隠れ管理栄養士のつぶやきです。
過去一年間の回収内容を、食品品種別に集計したグラフです。
業種別に注意すべき点が確認できます。
上の表は業種別の発生数を月毎に表示したもの。下の表はそれぞれの製造品種での回収数と内容を示したものです。
円グラフは、直近1年分に発表された異物混入内容をグラフにしたものです。