コンビニのおにぎりにゴキブリが混入して、商品の自主回収が発表されています。
通常ゴキブリのいない、高度に管理された食品製造現場でも、ゴキブリが異物混入につながる危険は色々考えられます。
2023年3月2日、兵庫県の小中学校、幼稚園などで給食として出された「フルーツ白玉」に金属片が混入していたと発表がありました。
私も菓子製造業で品質管理をしているとき、この缶詰の切り屑について大変な思いをした経験があります。実は、缶詰の切り屑対策、とても対策が困難なことをご存知でしょうか。
食品を扱う企業では、異物混入や食中毒菌の伝搬につながる、衛生害虫の撲滅は重要な管理項目の一つです。あなたの事業所では、衛生害虫の発生状況はいかがでしょうか。
2月も後半になると、日中の日差しが強くなり、急に気温が上がることがあります。この時期、気温の上昇につれて、一気に虫や菌の発育が活発になり、食品製造の場ではいろいろな問題が発生します。食品施設の2月・3月は、春への準備の重要な時期なのです。
食品の異物混入危害の中でも、金属異物は人体に対する危害性が高く、工程で十分な管理が必要な物理的危害の一つです。
9月の自主回収情報で、カビによる回収が9件発生しました。これはこの一年間で、最も多い件数です。
異物混入クレームで、最も届け出が多いのが毛髪および獣毛、繊維です。
入場前にローラー掛けをして、作業中にもローラー掛けを定期的にしているのに、毛髪クレームが減少しないのは、静電気によるものかもしれません。
先週の自主回収情報で、脱酸素剤が入っていない為、賞味期限内にカビや変色が発生する恐れがある為回収するという事例がありました。
品質保持材で無理をして賞味期限を伸ばしている商品が増えています。回収という地雷を踏まないために、品質保持材に付いて、少し考えてみましょう。
私は、趣味で食品の自主回収情報を集計しています。
このホームページでも解析情報をお知らせしていきますが、他社の自主回収情報を自社に置き換えて危害を確認することは、人のふり見て我がふり直せ…前車のくつがえるは後車のいましめ…同じ地雷を踏まないように対策をたてることができるので、とても貴重な情報なのです。
今回は、私の前職であるチョコレート工場での、異物混入クレームについてのお話です。
チョコレートの異物クレームで特徴的な物が、歯にまつわる異物です。