私はこの5年ほどの間に、インフルエンザ2回、プール熱1回を経験し、大変しんどい思いをしました。特に私のまわりに感染源が多く存在するわけではないので、感染原因は大体推測できています。
インフルエンザについては、2回とも病院での感染です。いずれも数日前に、持病の自律神経からくる胃腸炎で、インフルエンザの流行時期に内科のクリニックを受診していました。
その時、特にインフルエンザの人と接触したわけでないのですが、雑誌を見たり、ドアノブや椅子に触れたり、先生と間近で話したりはしたことが感染源であることに間違いありません。
プール熱の時は、ショッピングセンターのオープンなカフェで、1.5mくらい離れた場所に小さい子供を連れたママ友たちがいて、子供がプール熱になった話をしていたのを覚えています。その時私と一緒にいた人は、同じ初期症状は出たものの発病せず、私は数日間ひどい目に遭いました。
どうして感染したのか考えるに、その時、不用意に顔に触れたり、何かを食べたりしたことが思い出されます。
私はどちらかというと目が大きく、ものが入りやすい傾向があります。小さい時はよく目に虫が飛び込んで慌てたものです。今はまつ毛の抜けたものが、しょっちゅう目の中に入ります。さらに、塩と紫外線、スギ花粉にアレルギーがあり、むず痒くなりやすい体質であるのと、年中ドライアイでいつも目がしばしばしています。そのため自分でも知らないうちに目や鼻を触る癖もあるようです。また、唇を舐める癖があるのか、口紅をつけていても、何か食べると全てなくなってしまいます。
ウイルス性の疾患が流行している時期は、人が多いところではウイルスは空気中にも漂っています。近くに咳き込んでいる人がいる場合は、直接飛沫にさらされている状態です。
また飛散したウイルスを含む飛沫は、近くにある物や、人の体の表面に付着します。そんな汚染した箇所を触った手で、肺炎やインフルエンザウイルスの標的器官である喉に近い、口や目や鼻という部分に触ると、発病するリスクが高くなるわけです。
私の例を挙げると、特にプール熱に感染した際、カフェでいる間、目の中に何か入っている感じがして、ずっと目の周りを触っていました。一緒にいた人は軽症に終わり、私はひどくなったのは、年齢差もあるでしょうが、私の方が濃厚にウイルスを取り入れてしまった可能性があります。つまり、手で目に触れたことで、顔や手に付着したウイルスを、目に押し込んでしまった結果感染したんだろうと考えられるのです。
今、巷ではマスクが手に入り辛い状況が続いています。でも、マスクをすることが感染を予防する唯一の方法だというのは、少し短略的な考え方です。その証拠に完全防備の医療関係者の中にも、感染した人が出ています。マスクは自分が感染源である時、飛沫と共にウイルスを撒き散らさないために有効な方法ではあります。しかしながら、外から入ってくるウイルスを防ぐには、あまりにも手薄い砦です。
予防措置としてマスクをする場合、ウイルスが付着しているのはマスクの外面です。自分がつけているマスクを触った際に、マスクの外面に付着したウイルスが手を汚染することを認識しなければいけません。
マスクを触った手で何か食べると、ウイルスが口に入ります。口の中に入ったウイルスは、歯垢や舌苔の細菌にとりつき、その酵素で増殖を始めます。口の中に入った少しのウイルスが、口の中で増殖し、喉への侵入を開始します。マスクをした際は、マスク表面やマスク周りの部分にウイルスが濃縮される恐れがあること忘れないようにしましょう。
ウイルスが付着した部分は、水で洗い流すのが一番良いそうです。だから手洗いやうがいが推奨されるわけです。ならば、手だけでなく、最も感染に関係がある鼻や目、口が存在する顔全体も、頻繁に洗った方が良いはずですよね。
取り敢えず私は、自分の感染しやすい体質返上するため、次のことを実行しようと思います。皆様もいかがでしょうか。
- 目や鼻が痒い時は手で触らず我慢する。どうしても我慢できない時には綿棒で触る
- 物を食べる前には手洗いをして、口の周りを舐めない
- 外から帰ったら、服を着替えて、手を洗い、顔を洗ってうがいをする
- 寝る前には歯を磨き、舌を洗う。朝起きたらうがいをする
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